すっかりお待たせしてしまいました。
秋の薬膳②です。
9月も半ばを過ぎて、「涼しくなったなぁ」と、思う日も増えてきました。
8月は「初秋」と書きましたが、お彼岸頃から「晩秋」にかわります。
『燥(乾燥)』の季節には変わりありませんが、涼しくなってくるので、少し「温」を意識した養生(食材選び)になっていきます。
今日は、久しぶりの『季節のスープ』をご紹介して、秋の養生のポイントをお伝えしたいと思います(^^)
厚揚げと長芋のすっぱスープ
材料(2人分)と準備
厚揚げ1枚…1センチ角
長芋(2㌢くらい)…銀杏切り
玉ねぎ(1/4個)…スライス
オクラ2本…小口切り
梅干し1個…種をとっておく
生姜…すりおろし、チューブでもOK
和風だし…出汁をとっても、顆粒だしでもOK
作り方
※今日は手抜きバージョンで!(顆粒だしとチューブ生姜を使います。笑)
❶カップ2の水を火にかける。
❷玉ねぎ、長芋、厚揚げを❶に入れる。
❸煮たってきた頃に、顆粒だし、味を整えながら、醤油を少しと生姜たっぷり。
❹味がきまったら、オクラを入れて完成。
(オクラは予熱で湯がく感じです)
❺スープ皿に盛って、仕上げに梅干しをのせて完成。
今日もまた簡単仕上げ。
お昼のまかないスープです。
昆布だしにして、生姜もすりおろすと、もっとよい感じ。
ポイント
『燥』の季節。
養生のポイントは『補陰(ほいん)』です。
「陰(いん)」を補うと書きますが、陰は水を意味しています。
潤すイメージですね。
今日の材料は、ほとんどが『補陰』の食材です。(長芋、オクラ、厚揚げ(豆腐)、玉ねぎ、梅干し)
そして、いつも説明するように、補うだけではダメで、栄養を循環させるための『巡らしの食材』も必要。
生姜、玉ねぎが頑張ってくれています。
※山芋、オクラ、梅干しも巡らしのチカラがあります。
今回は「温」を意識して、冷やす食材(熱をとる食材)は、オクラだけ。
ほとんで、「平」といって、真ん中の食材です。生姜をプラスすることで、少し「温」よりにしています。
もし、初秋にこのスープを作るなら。
生姜は使わなかったかも。
また、食材に冷やす(熱をとる)、冬瓜や大根を使ったかなぁ。
最後にもう一つ。
『梅干し』を使った理由。
もちろん、補陰や巡らし食材としてですが、「いっぱい唾液を出そう!」という目的です。
唾液の中には、私たちを感染症から守ってくれる、免疫物質が含まれていますからね(^^)
梅干しを想像するだけでも、じゅわ〜と、唾液がでてきます。これもありかな。
では、今日はこのへんで。
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